実習 1: Blink プロジェクトを作成する

この実習では、アプレットプロジェクトを作成する方法について説明します。アプレットとは、Web ブラウザで実行するように設計された Java プログラムのことです。実習で作成する Blink というプロジェクトは、テキストをさまざまな色で点滅させるアプレットです。Blink ディレクトリにインストールされている Blink.java という既存のソースファイルを使用して、プロジェクトを作成します。
  1. メインツールバー上の「プロジェクト」ボタン をクリックします。
    「プロジェクトマネージャ」ウィンドウが表示されます。
  2. 「プロジェクトマネージャ」ウィンドウで、現在のポートフォリオの名前を確認します。現在のポートフォリオの名前は、青色で表示されます。
    現在のポートフォリオが personal ポートフォリオでない場合は、ポートフォリオの名前「personal」をダブルクリックします。personal ポートフォリオがない場合は、個人用のポートフォリオを追加するを参照してください。
  3. 「プロジェクトマネージャ」ウィンドウで、「ファイル」->「新規」->「プロジェクト」を選択します。
    「プロジェクトの作成」ウィザードが開きます。
  4. 最初のテキストフィールドに表示されている untitled を選択して、Blink と入力します。
    Blink の「B」は、必ず大文字で入力してください。Java では、大文字と小文字は区別して扱われます。プロジェクト名 Blink は、ソースファイル名 Blink.java に対応させています (Java の規約では、ソースファイル名の先頭は大文字にすることになっています)。
  5. アプリケーションの種類として、「アプレット」ラジオボタンをクリックします。
  6. 「GUI なし」ラジオボタンをクリックします。
    このプロジェクトには、GUI (グラフィカルユーザーインタフェース) を使用しません。
  7. 「次>」をクリックします。
  8. テキストフィールドに表示されているデフォルトのディレクトリに、Blink プロジェクトを保存します。
  9. 「はい」ラジオボタンをクリックして、既にある Java ファイルを Blink プロジェクトに追加します。
  10. 「次>」をクリックします。
  11. 「ディレクトリ中のすべてを追加」ボタン (「プロジェクトファイル」リストの下にある) をクリックします。
    ファイル名 Blink.java が、リストに表示されます。
  12. 「次>」をクリックします。
    「アプレットクラス」テキストフィールドに、Blink と表示されます。Java ライブラリの Applet クラスを拡張するメインクラスファイルは、.class ファイルです。
  13. 「次>」をクリックします。
  14. 「自動生成される HTML を使用」ラジオボタンをクリックします。
  15. 「完了」をクリックします。
    ソースエディタに Blink.java のソースファイルが表示され、そのファイル名が Java WorkShop メインウィンドウのタイトルバーに表示されます。「プロジェクトマネージャ」ウィンドウには、personal ポートフォリオに現在のプロジェクトとして Blink プロジェクトが表示されます。Java WorkShop のすべてのツールは、現在のプロジェクトに対して機能します。

    この実習では例として、Blink ディレクトリにある Blink.prj というファイルに Blink プロジェクトを作成しました。今後プロジェクトを作成する際には、ファイルシステムの任意のディレクトリに作成することができます。

次のレッスン:

実習 2: プロジェクトを構築する